【佐賀県】5G通信環境を利用し、先進技術を活用した実証実験等を実施 [デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
佐賀県は、society5.0の到来に向け、最新テクノロジーを活用した地域課題の解決を目指し、実証実験に取り組んでいる。
令和2年度には、コロナ禍における医療現場での面会ロボットや消毒ロボットの活用、日本ハンドボールリーグ公式戦の5Gでの4K・8K映像配信、AIカメラの導入やスポーツデータの可視化等に取り組み、地域社会における広がりを見せている。
令和3年度には、久留米工業大学と連携し、行き先を告げるだけで目的地へ向かうことができる自動運転モビリティ(車いす)の実証事業・体験搭乗を行った。令和4年度は、吉野ヶ里歴史公園で実用化に向けたサービス・運用開発を行うとともに公道(歩道)での実証事業を計画している。
【参考情報】
人口:81.8万人
関連URL(県HP):https://www.pref.saga.lg.jp
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)