【群馬県みどり市】コロナ禍で現地に行きづらい状況でも空き家物件を360°内覧[デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
みどり市は、空き家バンクの登録物件情報を空き家に興味がある人や空き家の購入を検討している人等に向けて、効果的に提供する方法を検討した。
そして、令和2年度の11月からいくつかの掲載物件について、住まいの中の状況をカメラで撮影し、360°内覧可能な動画を作成してサイト上に掲載した。
それにより、移住希望者等のサイト利用者がコロナ禍で物件の内覧に行きにくい状況でも、オンラインで住まいを手軽に内覧することができ、暮らしのイメージがしやすくなり、空き家の利活用が促進された。
【参考情報①】
人口:5.0万人
関連URL: https://www.city.midori.gunma.jp/akiya_bank/ (市HP)
【参考情報②】新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(内閣省)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/tiiki/rinjikoufukin/index.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)