岩手県教育委員会、noteで構築したオウンドメディアを公開[ニュース]
岩手県教育委員会(以下、県教委)は、noteで構築したオウンドメディアを公開した。
URL:https://iwatepref-edu.note.jp/
本メディアの開設により、全県立高校63校が取り組む探究的な学びの様子を誰でも一覧にして見られるようになる。すべての県立高校が同一のプラットフォームで情報を発信し、県教委が各学校の発信をまとめるオウンドメディアをつくる事例は、全国的にも新しい取り組み。
岩手県は、高校と地域が協働して魅力ある高校づくりに取り組む「いわて高校魅力化」を2020年から行っている。取り組みを通じ、生徒たちは正解のない課題に向き合い、地域の関係者と対話することで考えを深め、学校でのさらなる学びへとつなげている。このように生徒たちが探究的に学んでいく様子をより多くの人に分かりやすく発信するため、2022年2月にnoteと県教委は連携協定を締結した。本協定に基づき、2022年3月には全県立高校63校がnoteアカウントを開設。県教委は各学校の発信をまとめるオウンドメディアをnoteで構築した。
本協定を締結する以前、県立高校は学校ごとのホームページやツールを使って情報を発信していたため、ユーザーが学校の最新情報を調べたり、複数校の情報を見比べたりするには、個別のページにアクセスする必要があった。
本協定を通じ、県教委が各学校の記事をまとめるオウンドメディアを開設したことにより、誰でも本メディアにアクセスするだけで、各県立高校が取り組む探究的な学びの様子や最新の情報を一覧にして見られるようになる。
本メディアの構築には、noteに投稿された記事をまとめる「マガジン機能」を利用している。本機能を活用することで、全県立高校63校の記事がまとまったオウンドメディアを簡単に構築することが可能。またnoteの投稿機能は、誰でも直感的に操作ができるようシンプルな設計となっている。異動で担当変更が多い県立高校の教員でも安心して記事の更新を続けられるため、本メディアの継続的な記事更新が可能。
(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)