野沢温泉村、保育総合ICTサービスを導入へ[ニュース]
長野県野沢温泉村は、ユニファ株式会社が提供する保育施設向け総合ICTサービス「ルクミー」を2022年4月以降、同村が運営する幼保連携型認定こども園に導入した。
長野県野沢温泉村は、毎朝保護者からの欠席、遅刻など園児の個別連絡を受けるため、電話担当を別途設けて対応をしていた。また、日々の連絡帳の手書き業務や、毎月変則的であるシフトの作成や管理など、保育関連の業務が保育者にとって大きな負担となっていた。このため、これらの膨大な業務とそれに伴う様々な課題を軽減するため、ICTの導入を決定した。
「ルクミー」は、データ連携を強化し、登降園状況や検温、睡眠、食事、排便などのデータや、ルクミーフォトで撮影した写真が自動で集約され、帳票や連絡帳へ自動転記される。これにより、保育関連業務をDXし、業務負荷の大幅な削減を実現し、保育者の心と時間のゆとりを創出することが出来るようになる。
創出できた時間によって保育者にとって重要な子どもと向き合う時間を増やし、写真ドキュメンテーション作成機能の提供により、保育者同士で子どもたちの成長に関する気づきをさらに共有しやすい環境を作り、豊かなコミュニケーションを増やすことで、保育者のやりがいの創出や保育の質の向上にも貢献する。
これまで「ルクミー」は、全国56か所の自治体へ導入されている。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)