青森県、AIを活用した結婚支援システム「parms」導入決定[ニュース]
青森県は、県が運営する「あおもり出会いサポートセンター」に、AIを活用した地方自治体向け結婚支援システム「parms(パームス)」を導入することを決定した。2022年10月より運用が開始される予定。
「parms」はタメニー株式会社が提供する、地方自治体向けに開発・提供している結婚支援システムの名称。結婚支援事業に必要な、会員登録、会員管理、マッチングなどの基本機能だけでなく、利用者(結婚を望む男女)の活動をサポートする機能や、事業運営側のスタッフの業務を効率化する機能等を網羅的に兼ね備えている。
青森県では、少子化による社会全体への影響を見据え、地域社会全体で結婚に対する機運醸成に取り組んでいる。その一環として、あおもり出会い・結婚応援事業を開始し、結婚を望んでいる独身男女の出会いの場づくりを一層進めるために「あおもり出会いサポートセンター」を開設した。一方で、青森県の人口千人あたりの婚姻率は全国44位(平成24年人口動態統計概算値)にとどまっている。同県では、婚姻率の上昇はもとより、少子化の流れを変え活力ある青森県をつくるためには、さらに踏み込んで多くの出会いの機会を提供することが必要であるとの考えのもと、結婚支援システムについて複数事業者から提案を受け、「parms」の導入を決定した。
(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)