高知県、デジタル技術活用で地域課題から新事業を創出[ニュース]
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高知県は、「令和4年度高知県オープンイノベーションプラットフォーム運営等委託業務」を株式会社SHIFT PLUSに委託し、同社による運営が開始された。高知県内のあらゆる分野より課題を抽出し、デジタル技術活用によって課題解決を実現する製品・サービスの創出を目指す。
高知県オープンイノベーションプラットフォーム（OIP）とは、高知県内の農林水産業や製造業、観光業など、あらゆる分野の課題解決を実現するために、IoTやAIなど「デジタル技術」を用いた製品やサービスの開発促進を目的とする、2020年より開始した高知県の事業。
課題を抱える県内事業者からビジネスにつながる課題を抽出し、県内外問わず課題解決に役立つデジタル技術を持つ事業者に「高知県IoT推進ラボ」に会員として登録してもらい、以下のプロセスで製品開発等を目指すプロジェクトを組成して、高知県・SHIFT PLUS社が伴走しながら製品・サービス化を実現する。
なお、本プロジェクトで開発された製品・サービスは、開発事業者（ラボ会員）が著作権等の権利を持ち、プロジェクト実施後は外販することが可能。
＜高知県OIP課題解決支援プロセス＞
①高知県内のあらゆる分野の課題抽出
県内求人メディア「BUNTAN」の運営や、これまで当社が受託運営を行ってきた高知県の事業を通じて培った県内企業300社以上とのつながりを活用し、あらゆる分野の課題を抽出。
②課題精査と事業シーズの発掘
できる限り多くの課題の解決を検討できるよう、ラボ会員の関心が高い分野、技術を可視化し、課題提供者の意欲・課題の緊急性・重要性の視点などから精査を行う。
③プロジェクトチーム組成と事業検討
SHIFT PLUS社は、県外でのアイデアソンイベント等の運営実績を生かし、本事業のプロジェクト組成においても、課題を中心にした「グループワーク」「アイデアソン」といった場を提供することで、短時間でも同じ想いを持った人同士をつなげるプロジェクト組成を実現する。
④当社のハンズオン支援
ハンズオン支援については、SHIFT PLUS社が令和3年度に取り組んだ県内企業による副業人材活用の知見・実績を生かし、SHIFT PLUS社がさまざまな分野の専門人材と副業契約することで、幅広い課題に対してのサポート体制を構築する。
■■■課題提供者を募集中■■■
高知県内事業者等を対象に、解決したい課題を募集中。
【課題提案はこちら】https://kochi-oip.jp/523/
■■■課題解決に取り組む企業を募集中■■■
また、課題解決に興味のある県内事業者は、まずは以下のサイトより「高知県IoT推進ラボ」に入会が必要。製品開発等のプロジェクトに取り組む際には、高知県IoT推進事業費補助金を活用した市場調査や製品開発・検証が可能となる場合がある。
【Webサイト】https://kochi-oip.jp/
（執筆：デジタル行政 編集部 和泉 理子）