直方市、伊藤忠テクノソリューションズとオンデマンド交通によるMaaSの実証実験を開始[ニュース]
福岡県直方市は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と連携し、AI(人工知能)を活用した予約制の乗合タクシーの実証実験を開始することを公表した。
本実験で得られた知見、データ等を通じて新たなニーズも見据え、市民と事業者にとって持続可能な公共交通体系の解決の糸口を見出すことを目指すことが目的としている。
実証実験エリアは、同市内の上頓野、畑・永満寺の2エリア。いずれもバス路線が少ない地域である。両地域で既存の路線バス、コミュニティバスへ乗り継ぎができるサービスとして、MaaSを実証的に導入する。
利用者はエリア内で乗降場所を自由に設定することが出来る。予約が入るとAIが複数利用者を輸送するのに効率的な運行ルートを判断して、乗合のタクシーを運行するとのこと。
実証実験の実施概要は下記の通り。
・実施期間
令和4年5月9日から令和4年8月5日
・運行時間
平日午前8時00分から午後5時00分
・予約受付時間
スマートフォンアプリ:24時間
電話:平日午前8時00分から午後5時00分
・運賃
大人1回300円(小学生以下、障がい者150円)/人
※令和4年5月9日から令和4年5月13日は無料
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)