埼玉県、直面する危機からの脱却、令和4年度デジタル関連予算[ニュース]
※記事内金額は万円以下省略
埼玉県は令和4年度当初予算案の概要にて、予算案を公開している。主要施策は直面する危機からの脱却と日本一暮らしやすい埼玉に向けた将来像の実現を掲げており、デジタル関連では企業の支援策などが多数盛り込まれた。
新規でデジタル分野における人材の育成・確保支援を項目化、DX推進支援ネットワークを通じた人材育成の推進1,300万円、県内中小企業のニーズに対応した人材育成2,100万円、女性のデジタル人材の育成4,400万円、中小企業が負担する人材紹介手数料への助成を通じた即戦力のデジタル人材の確保支援がこの中では最も金額が大きく1億7,400万円が計上された。
地域に特徴的なものでは、ICTを活用した茶の適正管理モデルの構築、狭山茶産地の生産性の向上に向けた試験研究の実施を行う狭山茶生産におけるDXの推進に1,000万円などが目を引いた。
その他、各種手続きのオンライン化に1億円、行政のDXの推進に31億8,400万円など、行政のオンライン化に関する予算も計上されている。
全体では、一般予算2兆2,284億5,900万円(前年度+5.1%)、一般会計・特別会計・企業会計を合わせた全体では3兆6,455億5,320万円となった。
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)