紫波町、ウリドキ・エルテスと包括連携協定を締結し、循環するまちづくりに取り組む[ニュース]
岩手県紫波町は、株式会社エルテス及びウリドキ株式会社と包括連携協定を締結し、公民連携によって紫波町の「循環するまちづくり」を推進していくことを発表した。
日本のリユース市場は2020年時点で年間約2.4兆円となり、11年連続で成長し続けている。しかし、日本ではまだおよそ6割もの人々が中古品の譲渡・売却を行っておらず、押入れの中に使われずに放置されてしまっているモノが44兆円以上もあるとされている。
C2Bリユースモデルに圧倒的な強みを持つウリドキと、エルテスによるデジタル化のノウハウを活かすことで、こうした眠っている資源の再活用・経済循環に加え、ゴミの排出削減を実現することを目指す。
“循環型まちづくり”を標榜する紫波町においては、令和12年度までに町内のリサイクル率を27%以上とする目標を掲げており、今回の取り組み内容は町の展望と強く合致するものであり、包括連携協定締結に至った。
サービス内容としては、紫波町民が家庭の不用品を持ち込むと、ウリドキのプロの鑑定士による査定、買取が実行されるというものである。
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)