横浜市、金沢区役所でAI活用ロボットを用いた実証実験を実施[ニュース]
神奈川県横浜市は3月7日から、金沢区役所でAI活用ロボットを用いた実証実験を実施する。
横浜市は令和4年1月28日に「横浜DX戦略」骨子案を発表し、デジタル技術を持つ企業や大学と連携し、行政や地域の課題を解決する取組を行っている。このたび横浜市では、不特定多数の利用者からの問い合わせに対応する区庁舎総合案内窓口での案内業務において、AI活用ロボットを用いた行政サービス案内の有効性を図るため、金沢区役所において、株式会社CIJのロボットAYUDA及びAYUDA-MíraMeを用いた実証実験を行う。
使用するロボットは下記の通り。
(1)自律移動型サービスロボットAYUDA
AYUDAは160cm程の自律移動型のサービスロボット。自律移動により、目的地への誘導を行うほか、顔認識機能や音声対話など様々なAI技術を盛り込んでいる。
(2)感染症対策支援AIロボットMíraMe
MíraMeは感染症対策支援AIロボットです。30cm程度の小型ロボットで場所を選ばずに設置することが 可能です。音声応答による人を介さない非接触での受付機能などを備え、感染症対策を支援している。
【実証実験の期間と場所】
(1)期間
第1回 令和4年3月7日(月)から同3月18日(金)まで
第2回 令和4年5月9日(月)から同5月20日(金)まで
(2)場所
金沢区役所1階
AYUDA 正面出入口 付近
MíraMe 南出入口 付近
【実証実験の内容】
AI活用ロボットを用いることにより、案内業務の分業等の有効性を確認する。
(1)画面での案内
AYUDAのサイネージ画面上での操作で用件・部署名・施設名などから知りたい情報を検索。
(2)音声での案内
AYUDAやMíraMeに話しかけ、知りたい内容について質問すると、音声で案内がなされる。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)