堺市堺区役所とシャープ、窓口業務におけるマイク搭載スピーカーシステムの効率改善効果の実証実験を実施[ニュース]
大阪府堺市堺区役所とシャープは、窓口業務用マイク搭載スピーカーシステム<GX-CS100>を活用した窓口業務における効率改善効果の実証実験を、2022年3月7日から18日まで実施する。
同システムは、感染症対策のためにアクリル板や透明シートなどのパーティションを設置した窓口や受付、レジカウンターでの使用を想定しており、窓口業務者用の親機、来訪者用の子機のそれぞれにマイクとスピーカーを搭載。
「クリアボイス」機能により、マスクやパーティションによって減衰する音声を補正するほか、「マイク集音範囲制御」機能が、隣の窓口の会話や周囲の雑音の集音を抑制。マイクに話しかけた声を、相手側のスピーカーにクリアに届ける。
実証実験においては、区役所の窓口 2カ所に本システムを設置し、区役所の窓口担当者と、各種手続きに訪れた区民とのスムーズなコミュニケーションを支援する。大きな声で話したり、何度も聞き返したりするなどの窓口担当者の負担軽減効果や、一人当たりの応対時間の短縮効果を検証する。
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)