泉大津市、「義務教育課程における子どもの金融リテラシー向上に向けた連携協力に関する協定書」を締結[ニュース]
大阪府泉大津市は2月16日、株式会社HONEYTHINGと「義務教育課程における子どもの金融リテラシー向上に向けた連携協力に関する協定書」を締結した。
今回の連携において、HONEYTHING(ハニシング)が企画・運営する金融教育イベント「キッズフリマ」を2022年4月17日(日)に泉大津市で開催予定。本イベントを通じて子どもにリアルな売り買いの経験をしてもらい、キャリア教育の視点を踏まえた金融リテラシーの獲得、起業マインドを持つ人材の育成、リユース意識の醸成を目指していく。
キッズフリマは、参加者を小学生のみに限定し、現金を使った実際の売り買いを通して金銭感覚を養うことができる体験型の教育イベントコンテンツ。これまで金融教育が不足していると言われて来た日本において、2022年4月から適用される新学習指導要項に金融教育が加わったことによる金融教育への関心と需要の高まりに応えるため、ハニシングでは全国各地でのキッズフリマを展開をさらに加速していく。
調印式において、両代表は次の通りコメントを寄せている。
泉大津市 南出 賢一(みなみで けんいち)市長
『高等教育における金融経済教育の必修化に伴い、義務教育課程の段階から子どもの金融リテラシーを高めることが重要となる中で、今回実施する「キッズフリマ」は、自治体にとって非常に魅力的なコンテンツ。また、「キッズフリマ」が持つビジネスの要素も、市がこれまで推進してきたキャリア教育と方向性が合致しており、市の子どもたちが楽しみながら大きな学びを得られるポテンシャルを秘めている。今回の連携によって、子どもにとって、今後の学びに対する意欲や将来の選択肢を広げる機会となることを期待するとともに、官民連携による新たな社会価値を見出し全国の自治体に発信していきたい。』
株式会社 HONEYTHING 赤池 慶彦(あかいけ よしひこ)代表取締役 CEO
『キッズフリマは、子どもたちが楽しみながら「お金のリテラシー」と「リユースへの意識」そして、「コミュニケーション能力」を身につけてもらえるイベント。泉大津市教育振興基本計画の基本方針である「じりつ」ができる人を育てる「そうぞう」できる力を高める、はまさに私たちの目指しているところ。今回、初めて自治体と連携するが、長期的な視点で子どもたちにアプローチできることが最大のメリットに感じており、金融教育への関心と需要の高まりに応えるためにも、まずは泉大津市内の多くの子どもたちにキッズフリマの機会を提供していきたい。』
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)