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大垣市、防災×DXをテーマにした協働実証プロジェクト「Urban Innovation OGAKI」が採択企業を発表[ニュース]

大垣市、防災×DXをテーマにした協働実証プロジェクト「Urban Innovation OGAKI」が採択企業を発表[ニュース]

岐阜県大垣市は、アーバン・イノベーション・ジャパンとともに「Urban Innovation OGAKI(アーバンイノベーション大垣)」( https://urban-innovation-japan.com/past/past-ogaki-city/ )に提案のあったスタートアップ企業等の審査を行い、3件の実証に参加する企業3社を決定し、各社と実証協定を締結した。

2021年10月から順次実証は開始されており、担当課職員と企業が協働で実証実験に取り組み、年度内に結果をまとめ、今後のサービスの提供を目指す。

■「Urban Innovation OGAKI」とは
UIJはスタートアップ企業との協働実験を通じて自治体が抱える社会課題を解決するプロジェクトで、2017年より開始し、これまで全国の15の自治体で協働実証実験を行ってきた。

今回は、自治体の業務全般から課題を拾って実証を行うのではなく、テーマを「災害時の危機管理」に絞って生活環境部危機管理室と課題解決に取り組んでいる。UIJにとって、特定の分野・テーマに絞って実証を行うのは初めての試みである。

大垣市は企業とともに新たな時代を見据えた、新しい防災の形を模索し、市民サービスの向上や行政事務の効率化を進めることを目標と。大垣市とUIJは、応募企業のリサーチから選考、実証実験のサポートまで事務局として運営にあたっている。

実証実験に関する連携協定締結式の様子(1月19日)

今回、「Urban Innovation OGAKI」の実証実験に採択された企業および課題は次の3件である。

  • 課題1)自宅de防災訓練~ウィズコロナ時代のデジタル防災訓練~

新型コロナウイルス感染症による3密回避等により総合防災訓練等が中止となる中、いつでも、どこでも参加できるスマホ等を活用したデジタル防災訓練を実施したい。
所管課:生活環境部 危機管理室
採択企業:株式会社スピード https://speedinc-jp.com/

  • ​課題2)みんなの避難所~避難所受付支援システムの開発~

避難所受付時間の大幅な短縮化や被害情報及び避難状況のリアルタイム共有など、避難所に関わる業務をシステム化し、迅速な支援につなげたい。

所管課:生活環境部 危機管理室
採択企業:Gcomホールディングス株式会社 https://www.gyoseiq.co.jp/

  • 課題3)防災備蓄に関する管理情報の見える化(防災施策のデジタル化に関する自由提案)

生活環境部 危機管理室 職員一同生活環境部 危機管理室 職員一同

(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)