文教大学、経営学部の学生が足立区長に行政課題解決のための提言を実施[ニュース]
文教大学は1月17日、文教大学東京あだちキャンパスにて、経営学部の学生が近藤やよい足立区長に行政課題解決のための提言を実施した。
本提言は、文教大学経営学部 新井立夫教授の『公共経営実地演習』のなかで行われたもの。
『公共経営実地演習』は、行政機関の業務を行うために必要な項目を理解し実践することを目標とした演習授業。大学の地元行政機関協力のもと、講師の招聘や聞き取り調査などを通じて、政策事例や行政が抱える課題について理解を深め、そこからの分析をもとにグループごとテーマを設定し、課題解決のために立案した政策について、一年を通した最終発表にて提言を行った。
2021年4月開設の東京あだちキャンパスのある足立区では今回が初めての発表会の実施となり、当日は近藤区長と関係者、文教大学から中島学長、石塚経営学部長も出席した。
学生の提言内容は下記の通り。
・街づくり班(暮らしやすさ)
便利に生活出来る街づくり:空きスペースの活用方法 等
・街づくり班(治安)
治安の良い街づくりのための歳入基盤の構築:ふるさと納税返礼品 等
・街づくり班(活性化)
地域活性・魅力促進:ふるさと納税、銭湯を活用した街づくり
・教育班
地域の児童・生徒への教育環境の提供:学生による塾の開講
近藤区長からは各グループの発表ごとに質問やコメントがあり、足立区で既に取り組んでいる事例に触れながら「堂々と発表し立派だった」「アイデアにグッと心がつかまれた」など、学生独自の視点に対しての評価があった。
また、すべてのグループの発表後は、全体講評として、「実現に向けたプロセスとして甘いところもあるので、次回同様の発表をする際は、今回の観点をベースにロジック・理論構成を更に勉強してください」とコメントを述べた。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)