徳島市、vivola社と不妊治療における環境改善を目的に包括連携協定締結[ニュース]
徳島県徳島市は、不妊治療データ検索サービス「cocoromi」を運営するvivola株式会社と、不妊治療における環境改善を目的に包括連携協定を2022年1月13日に締結した。
国内における少子化は加速しており、2020年の出生数は87万人で過去最少となり、深刻度を増している。また一方で、子供を産みたくても産めない、不妊治療をしている女性が50万人以上いることは早急に解決すべき社会課題である。その解決への取り組みを行うにあたり、地域医療連携や企業の理解等を含めた社会全体で取り組んでいく体制の強化が重要だ。
徳島市は、女性活躍推進に注力しており、不妊治療における情報発信やデータ活用による不妊治療環境改善に向けた取り組みを、vivola社と推進していくことに合意し、今回の包括的連携協定の締結に至った。
連携協定に基づく主な取り組み内容は以下の通りである。
⑴不妊治療等の施策に対する助言及び情報提供に関すること
・市職員向け(管理職、一般職員等)の啓発セミナー等の開催
・vivola制作・提供の啓発コンテンツ及び関連施策の立案に資するデータ等の活用
⑵市民、企業等に対する不妊治療への理解の促進に関すること
・企業向けの啓発セミナーの実施(同社との共催等)
・vivola制作・提供の啓発コンテンツ及び関連施策の立案に資するデータ等の活用
⑶その他、女性活躍推進に向けた取組に関すること
また、上記連携協定の取り組みの1つとして、2月に徳島市内の中小企業の人事・管理職・健康管理担当者向けに「不妊治療と仕事の両立セミナー」を実施する。本セミナーは、vivola社と主催し、そのほか徳島商工会議所女性会、および東京海上日動火災保険株式会社徳島支社と共催で行う。
■セミナー概要
【申込み】 https://forms.gle/4U4z6H6BuVg8BbaG7
【参加費】無料
【場所】オンラインセミナー
【締切】2022年1月31日(月) 17:00
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)