余市町、ふるさと納税の返礼品でNFTアートを提供[ニュース]
北海道余市町は5月7日から、ふるさと納税の返礼品でNFTアートを提供する。
今回、余市町が提供するNFTアートの返礼品は、NFTクリエイターのPoki氏が描いた、北海道余市町の特産品であるワインをモチーフにしたアート作品。作品は、いくつかのパーツで構成される「ミニコレクティブルNFT」(注1)で制作され、余市町のワインの種類(白・赤・スパークリング)や背景、登場人物などがそれぞれ異なる組み合わせの合計54種類を返礼品として用意。本返礼品はパブリックチェーンであるPolygon(ポリゴン)チェーン上で発行される。(注2)
(注1)複数種類のイラストを組み合わせて作られるNFTを一般的にコレクティブルNFTという。コレクティブルNFTはおよそ1,000~10,000種類だが今回は54種類のNFTのため、ミニコレクティブルとしている。
(注2)Ethereum(イーサリアム)のスケーリングソリューションとして、2020年6月にメインネットをローンチしたブロックチェーン。2021年2月にはMatic NetworkからPolygonへとリブランディングしている。特徴としては、ネットワーク手数料の安さとコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を使用していることが主に挙げられる。
なお、本NFTの返礼品は北海道余市町と『NFTによる地方創生』を推進する株式会社あるやうむ、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクの3者の共同によっておこなわれるものとなる。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)