加古川市、市内設置の「見守りカメラ」が犯罪抑止に貢献[ニュース]
兵庫県加古川市は市内設置の「見守りカメラ」が犯罪抑止に貢献したことを公表した。
加古川市ではスマートシティの取組として、通学時や外出時の子どもの安全を確保することで、市民が安心して子育てができるまちを目指し、平成29年度から平成30年度にかけて、小学校の通学路や学校周辺、公園周辺や主要道路の交差点を中心に「見守りカメラ」を設置した。
現在稼働している1,475台の「見守りカメラ」には、ビーコンタグ(BLEタグ)検知器が内蔵されており、子どもや認知症のため行方不明となるおそれのある人の位置情報履歴を、保護者や家族にお知らせする「見守りサービス」も行っている。
このたびは兵庫県警が公開している「市区町別刑法犯認知状況」を分析した結果、平成29年と比較して令和3年の刑法犯認知件数が51%減少したことが分かった。
刑法犯認知件数は県全体でも減少しているが、減少率では加古川市が県全体を上回る傾向が続き、見守りカメラ設置による犯罪抑止効果が表れていると加古川市では考えており、今後も見守りカメラの維持管理と適正な運用に努めていくとしている。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)