西海市、市役所デジタル化に向け”窓口手続きばりぐっどくん”導入で実証実験開始ニュース]
長崎県西海市は、地域商社西海クリエイティブカンパニーと協同し、市民を対象に、西海市デジタル化に向けた問い合わせ対応自動化の実証実験を実施することを決定した。2022年3月より、各種申請に要する書類や料金、手続きの流れが事前に確認できるアプリケーション”窓口手続きばりぐっどくん”を導入し、実際に手続きを開始している。
■窓口手続きばりぐっどくん概要
本アプリは、市役所窓口での手続きごとに必要な書類、申請に必要なもの、申請の流れが西海市公式LINEのトーク画面のリッチメニューから簡単に確認できるサービス。利用者はいつでもどこからでも、必要な書類や手続きの流れを事前に確認することができる。市民の利便性が向上するだけではなく、市役所職員にとっても業務効率化が期待できる。
■現状課題に対する効果
<市民>
各種の行政手続き・申請の際、現状では問い合わせを電話で行ったり、窓口にいって不備があれば再度出直す必要があったが、事前にいつでもどこからでもスマートフォン一つで簡単に確認出来ることで時間短縮に繋がる。
<市役所職員>
これまで窓口への問い合わせが月に約180件以上、時間にして915分ほど要していたが、本アプリを市民が利用することにより、年間に置き換えると約1ヶ月分の業務削減が見込め、市民サービス向上のために、市役所職員の限られた時間を捻出することが可能となる。
■実証実験概要
・実施期間:2022年3月28日(月)まで
・実施団体:西海市
・実施内容:西海市LINE公式アカウントに窓口手続きばりぐっどくんのアプリを搭載し、期間中に試験的に運用する。市民に使用してもらい、利便性を調査するとともに市役所職員の業務削減効果をはかる。
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)