塩尻市、AI活用型オンデマンドバスを4月1日から本格運行開始[ニュース]
2021年10月から有償実証運行を開始していた長野県塩尻市のAI 活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」が、4月1日から正式なサービスとして導入される。
「のるーと塩尻」は利用者が乗りたい時にアプリで呼べる新しい「乗合バス」で、A Iシステムが乗合い状況や道路状況に応じて車両に効率的なルートを案内するのが特徴。
塩尻市では、平成11年から民間委託によりコミュニティバスを運行しているが、利用者ニーズの多様化に伴う需給のミスマッチなどを背景に、利用者数が減少。また、運行を担う事業者の立場としても乗務員の高齢化、担い手不足が深刻化し、サービスの持続性が低下している。
同市では、これらの課題を解決するための手段として、地域振興バスと「のるーと塩尻」を組み合わせた効率的な交通網の構築を目指すとしている。
「のるーと塩尻」の本格運行に伴い、現在の地域振興バス「中心市街地循環線」を廃止する。また今後は、運行エリアを拡大しながら市街地ゾーン全域での活用を検討していく。