小田原市、AIを利用した赤ちゃんの睡眠サポートの実証実験を開始[ニュース]
神奈川県小田原市は、ベビーテックサービスを展開する株式会社ファーストアセントが開発した、赤ちゃんの寝かしつけをサポートするスマートベッドライト「ainenne(あいねんね)」を用いて、実証実験を行なう。この取り組みは、経済産業省が実施するBabyTechの活用に関する実証実験の一環として行われる取り組みである。
少子化に伴う人口減少の解決、若い世代の活躍促進の双方の観点から、育児と仕事の両立支援が求められている。こうした中、テクノロジーを活用して育児支援を行う製品・サービス、「ベビーテック」が創出されはじめており、育児がより安全・安心で効率的なものとなることが期待されている。
小田原市は、ベビーテックの導入検討を含め子育て支援に積極的に取組んでおり、経済産業省による実証実験の一環として、今回ファーストアセントと連携し、ベビーテック事業の実証実験を行なう。
■実証実験の概要
令和4年1月から、子どもの睡眠をサポートするスマートベッドライト「ainenne(あいねんね)」を子育て家庭で使用してもらう。乳児の睡眠リズム形成をサポートし、子どもの健康管理を行う事で、子育て負担の軽減効果を検証する。
■ ainenneを利用したときに期待できる効果
ainenneを1か月以上利用した場合、利用していない人と比較して、「育児ストレスが軽減」「育児に対しての自己効力感が向上」「睡眠リズムが整っている」という傾向が表れている。赤ちゃんの1日の睡眠リズムが整うと、親の睡眠時間確保にも繋がり、肉体的にも精神的にも楽になる可能性が高まる。
■ ainenne について
WEBサイト:https://ainenne.com
公式ainenneストア:https://shop.ainenne.com
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)