長門市、市内全小学校でICT技術を活用した英語学習をスタート[ニュース]
山口県長門市は10月6日、株式会社ECCと連携し、市内全小学校(1・2年生)でICT技術を活用したオリジナル英語学習システムの導入を開始した。
2020年4月から、小学校3・4年生で外国語活動、5・6年生で教科として外国語が必修化されたことにより、これまで以上に、その英語力が求められる時代になっている。また今年度より、児童生徒に1人1台端末を配布する等、教育のICT化も同時に進められてきた。
長門市が推進する子育て世代からも「選ばれるまち」づくりの一環で、市内小学校に通う児童がスムーズに、英語教育に取り組めるための独自の行政サービスとして、小学校1・2年生の余剰時間を活用して、楽しく英語に触れる機会を増やすための施策を行っている。
具体的には、教員が専用端末(iPad)で操作可能な、ECCが提供する英語学習教材を使用。電子黒板に映像やクイズ、歌などを映し出し、児童参加型の授業を展開できるデジタル教材「パパッとえいご」、AI音声認識対話技術による実践的な英会話や発話練習が何度もできるアプリ「おもてなCity®へようこそ!」の2種類を使用し、英語学習を進めていく。
また、アプリ「おもてなCity®へようこそ!」には、長門市の観光地を紹介するオリジナルコンテンツを長門市とEECが共同で開発した。元乃隅神社や長門湯本温泉、センザキッチンといった長門市を代表する観光地をはじめ、長門市にゆかりのある著名人も登場し、それらを英会話形式で紹介していく。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)