富山県、令和3年度6次産業化とやまの魅力発信事業の募集[ニュース]
富山県では、県内の農林漁業者の6次産業化の取組みを支援する「6次産業化とやまの魅力発信事業」の支援対象事業を追加募集している。
応募は予算の範囲内で受け付けることとし、申請状況によっては、公募期間中であっても募集を締め切るとしている。
詳細情報は富山県のホームページから
https://www.pref.toyama.jp/1605/sangyou/nourinsuisan/nousangyoson/20210927.html
以下、概要を記載する。
■事業概要
本事業は平成24年度にスタートし、昨年度までに61件が採択され、取組みの輪が広がっている。
農林水産物の生産(1次産業)に加え、付加価値を高める加工(2次産業)や販売・サービスの提供(3次産業)を一体的に行う6次産業化の取組みを支援し、農林漁業経営の収益向上を応援する。
詳細は「実施要領」を参照のこと。
実施要領
https://www.pref.toyama.jp/documents/21921/youryou.pdf
■補助対象者
・一般事業及び農福連携事業
6次産業化に取り組む県内の農林漁業者(個人〔認定農業者・認定新規就農者〕又は団体)
・農観連携事業
県内の農林漁業者(個人〔認定農業者・認定新規就農者〕又は団体)と観光業者との連携事業体
※認定農業者・認定新規農業者とは、農業経営基盤強化促進法に基づいて認定された農業者のこと。
※団体については、法人格の有無を問わない。
〇補助の対象となる経費
自ら生産する農林水産物を活用した、新たな商品・サービスの試作、研究開発、その他6次産業化の推進に必要な経費
・研究開発費(優良事例調査研究費、開発推進会議費等)
・試作費(パッケージデザイン費、容器等資材費等)
・加工機材整備費(野菜用乾燥機、真空包装機等)
【一般事業の取組例】
・商品開発・・・新たな加工品や地域ブランド商品の開発等
・販路開拓・・・マーケティング、開発した新商品のPR活動、テスト販売等
【農福連携事業の取組例】
・農林水産物の生産・加工・販売において障がい者を雇用・指導して行い商品開発・販路開拓の取組等
【農観連携事業の取組例】
・農林漁業者と観光業者が連携し、地域の農林水産物を活用した新メニューの共同開発と宿泊施設での提供等
・果樹園の観光体験農園化に向けた休憩所の整備や観光業者の広報ツールを活用したPR活動等
■採択要件
申請にあたっては、次の①から③のすべてに該当すること。
①事業実施主体が6次産業化に関する「事業目標」を自ら定め、その目標に基づく取組みであること
②事業の取組みにより、次のいずれか高度な目標の達成が見込まれること
・経営全体の売上高が、4年後には10%以上アップすること
・新たな部門の売上高が、4年後には500万円以上になること
③農林漁業に従事する者が3名以上いること
■申請受付期間
令和3年9月27日(月)~令和3年10月8日(金)
午後5時15分まで、郵送の場合は当日消印有効
※応募は予算の範囲内で受け付けることとし、申請状況によっては、公募期間中であっても募集を締め切る。
(執筆:デジタル行政 編集部 大野 裕貴)