いちき串木野市、市に提出する申請書等の押印を原則廃止[ニュース]
鹿児島県いちき串木野市は9月1日から、市に提出する申請書等の押印を原則廃止することに決定した。
いちき串木野市では市民や事業者の行政手続に係る負担の軽減と利便性の向上を図るため、令和3年4月に「いちき串木野市押印の見直しに関する指針(PDF)」を制定するとともに、
①市民等が行う行政手続上の書類について、基本的には記名のみで手続が済むようにし、押印は不要とする。なお、必要に応じて、運転免許証やマイナンバーカードなどで本人確認を行う。
② 記名のみで対応できない場合は、例外的に署名で対応する。
ことを基本方針として取り組んできた。
本取り組みの結果、いちき串木野市では、現在押印が必要な1,670件うち、全体の約98%に当たる1,634件(PDF)について、押印を原則廃止することとなった。なお、手続によっては、契約書や入札関係書類など今後も押印を必要とするものや、本人の署名を求めるものがある。
今後は押印を廃止した手続の周知のほか、押印を廃止した手続については、可能なものからオンライン申請を活用した窓口申請の簡素化などにも取り組む。また、今回、押印を継続とした手続についても、法改正に伴う押印廃止など、適宜見直しを行っていくとしている。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)