文化庁、「バーチャル日本博」でデジタルコンテンツによる仮想空間をオンライン上に設置[ニュース]
文化庁は8月17日、デジタルコンテンツによる仮想空間「バーチャル日本博」をオープンした。
「日本博」は、国の関係府省庁、文化施設、地方自治体、民間団体等の関係者が連携し、日本が誇る様々な文化を四季折々、年間を通じ、多数のプログラムを通じて体系的に発信するプロジェクト。
この度、日本博では、実際の会場での「リアル体験」と、デジタルコンテンツによる仮想空間をオンライン上に設置した「バーチャル体験」の融合を目指し、国内外へ発信していく「バーチャル日本博」をオープンした。
バーチャル日本博は、美術展、舞台芸術、自然、芸術祭など、日本博事業が表現する様々な「日本の美」を、美しい映像、VR、画像等を通じてバーチャルの世界で体験することができる。サイトがオープンした8月時点では、日本博でこれまで実施してきた事業や、現在、各会場で開催されている事業のうち45事業、計240点のデジタルコンテンツ(動画・VR・画像等)を掲載している。また、バーチャル空間内では自由に回遊して様々なコンテンツを楽しむことが出来る。
秋以降には、3DCGで描く日本の自然や都市が共生する空間として拡張するとともに、事業者と参加者のコミュニケーションが可能となる機能などを追加する予定となっており、オンラインツアーや、舞台公演などの配信も順次行う予定をしている。
(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)