鳥取県鳥取市、自動運転サービス導入を見据えた実証実験を開始[ニュース]
2024年12月、鳥取県鳥取市で、コミュニティバスの自動運転化に向けた実証実験を行う。
当実証実験は2025年の本格運用を目指して WILLER株式会社と株式会社ティアフォーが、鳥取市・日ノ丸自動車株式会社・日本交通株式会社 バス営業部と連携して、鳥取市次世代モビリティ推進会議の協力を受けて行う。
背景
鳥取市は、地域交通の中心を路線バスが担う地域である。
近年、少子高齢化によって地域交通の重要性が増すと同時に、人員不足や運転手の高齢化が課題となっている。
今後、持続可能な地域交通を構築するには、新たなモビリティの導入や駅周辺におけるアクセス再整備など、交通機関の利便性向上が重要視される。
持続性の高い地域交通を構築する手段として、公共交通の自動運転化が検討されており、2021年度・2023年度には実証実験が行われた。
今回の実証実験は、鳥取市中心部における本格運用を目指すもの。
実証実験概要
今回の実証実験では、昨年度の結果を踏まえて自動走行の精度向上を目指しつつ、事業性面および社会受容性面の取り組みを実施する。
本年の主な要点は、以下4点。
・地域住民が利用しやすいルートの運行に加えて、親子教室を実施することで社会受容性を高める
・信号連携と路車協調によって自動運転率を向上させる
・夜間運行に向けた検証
・持続可能な運行を目指したビジネスモデルの検討
(執筆:デジタル行政 編集部)