香川県、AIを活用した養殖業DXの実証事業を展開[ニュース]
2024年10月、香川県にてAI・IoTを利用した養殖業DXの実証事業が行われることとなった。
当事業は、東京都渋谷区のメルヘングループ合同会社と、香川県高松市の株式会社ビットコミュニケーションズが共同で行う。
2024年8月~2025年3月の期間において、香川郡直島町・高松市屋島東町・東かがわ市引田のエリアで、養殖業における生産者・出荷者の収益向上に取り組む。
導入背景
今回行われる事業では、養殖業においてAI・IoTを活用する実証を行う。
香川郡直島町を地域モデルとしつつ、高松市屋島東町・東かがわ市引田でも横展開する。
地域の養殖業が抱えるさまざまな問題をDXの活用で解消し、生産・出荷の現場を最適化することによって、収益向上を目指す方針。
地域養殖業における主な問題は、担い手不足・収益化問題・赤潮だ。
これらを解消し、2024年度においては、1出荷につき1,500万円分の収益増を目指す。
今後の展開
今後、2026年までに実証のエリアを広げつつ、養殖業におけるDXソリューションの実装を行う。
2027年以降は、それまでの事業で得られた成果を踏まえて、全国展開を目指す。
全国展開後は、国内の養殖業の収益増に貢献することが期待される。
(執筆:デジタル行政 編集部)