鹿児島県中種子町、「郵送請求キャッシュレスサービス」を導入[ニュース]
鹿児島県中種子町は富士フイルムシステムサービス株式会社が提供する「郵送請求キャッシュレスサービス」を導入した。
本サービスは、住民票の写し・戸籍証明書などのさまざまな証明書を郵送で請求する際、これまでは定額小為替で支払わなくてはならなかった手数料のキャッシュレス決済を可能にするサービスだ。
導入経緯
中種子町では、少子高齢化・労働人口減少が進む現状を打開するため、職員の業務効率化・町民の満足度向上実現に向けて、業務のDX化を推進している。
町内では従来、郵送請求業務に以下のような課題を抱えていた。
・定額小為替の管理や換金業務による負荷
・台風の進路になりやすい立地ゆえ、台風発生時に電話問い合わせが増えやすくなる
・定額小為替の不足や申請書の不備などが発生したときの請求者への連絡・電話対応に時間がかかる
この度、これらの問題を解決・軽減する目的で「郵送請求キャッシュレスサービス」が導入された。
今後の展望
中種子町町民課の課長は、当サービスの導入によって行政DXを推進し、業務負荷軽減や町民へのサービス拡充を実現したいと語っている。
また、離島で本サービスが導入されることは今回が初めてであるため、今後はサービス利用による離島特有の課題解決にも貢献する見通し。
(執筆:デジタル行政 編集部)