福岡県大牟田市、イノシシ駆除にDXを導入[ニュース]
福岡県大牟田市は、TOPPANデジタル株式会社と協力のもと、イノシシによる獣害対策にデジタル技術を導入した。
今回の取り組みは、TOPPANデジタル株式会社が提供するシステムの実証として2024年10月~12月末の約3ヶ月間にわたって実施される。
概要
大牟田市では、猟友会員の高齢化・後継者不足を受け、イノシシ捕獲用箱罠の見回りについて負荷が大きいことが問題視されている。
今回、この問題の解決につながるシステムの実証が市内で行われることになった。
今回使われるシステムは、獣害対策支援サービスである「リモワーナ」。
「リモワーナ」は罠センサーやリアルタイム監視システムによって、イノシシが捕獲されたときに使用者に通知が届くシステムである。
今回は機能拡張を見越して、「エサ有無検知システム」と「AI検知罠システム」の有用性について検証を行う。
今後の展望
12月までの実証期間では、福岡県大牟田市勝立エリアの2ヶ所においてAI検知罠システムが導入される。
これによってイノシシ駆除におけるデジタル・AI技術の有用性について検証し、獣害駆除による負荷の軽減を目指す。
大牟田市は、今後行政だけではなく地元企業とも連携して支援を行う予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)