茨城県つくば市、公共施設整備における業務効率化に向けた実証実験を開始[ニュース]
2024年9月2日、茨城県つくば市は、公共施設整備に関わる職員・現場関係者の業務効率改善を目指した実証実験を開始した。
当実証実験では、東京都港区の株式会社アルダグラムが提供する現場DXサービスの「KANNA」を活用する。
つくば市における課題
茨城県つくば市は、総務省の調査で人口増加率が全国1位と評価された地域である。
人口増加に成功している反面、市役所の職員の数は、増加する住民に十分な対応ができるだけの数に達していないという課題がある。
この問題を解決するべく、つくば市役所ではさまざまなDXツールを取り入れ、業務効率化に向けた取り組みを進めている。
また、 今回の実証実験を行う「公共施設整備課」でも、数多くの業務を12人という少人数でこなしており、業務属人化の解消や作業効率向上が課題とされている。
実証実験概要
実証実験においては、公共施設整備課の職員や公共施設施工に関わる関係者に「KANNA」を導入する。
「KANNA」を活用することで工事における早急な対応や無駄のないやりとりを実現し、人手不足に対応可能な体制や業務フローの確立を目標とする。
また、業務フローを可視化することによって、業務の引継ぎをスムーズにする効果も期待されている。
(執筆:デジタル行政 編集部)