山梨県都留市、デジタルプロジェクトを通じたシティプロモーションを実施[ニュース]
山梨県都留市は、C-table株式会社との連携のもと、地域への愛着を育む目的のデジタルプロジェクト「つるのルーツ」を開始した。
プロジェクトは今後、市民への働きかけだけではなく、地域関係人口増加や観光産業の振興にも貢献する予定だ。
プロジェクト概要
「つるのルーツ」では、都留市に残る城跡・町並み・文化などの目に見える遺産に加えて、市民性のような見えない価値にも注目する機会を創出する。
プロジェクトは、市民が市の歴史を自分事として実感し、興味を持ってもらうための3つの機能を備えている。
・ニュースサイト
都留市の歴史を紹介し、市民や訪問者に情報を発信する。
・城下町・都留を再現するWebAR
スマートフォンを使って、「城下町・都留」の町並みを実感できる。
・公式LINEによるポイントシステム
「つるのルーツ」公式LINEから、「城下町ポイント」を利用できる。
これらのポイントは歴史記事の閲覧・ARスポットの訪問によって貯まり、市内の提携店舗で利用可能。
プロジェクトへの反応
当プロジェクトは40歳以下の若い世代からの反応が大きく、これまで歴史や文化への関心が低かった層でも地域への愛着が18%向上した。
この結果、家族や友人と街の歴史に関して会話をすることが増え、普段訪れない場所にも足を運ぶようになり、地域への理解が深まるという変化が見られた。
(執筆:デジタル行政 編集部)