岐阜県下呂市、デジタル郵便サービス「SmartPOST」を活用[ニュース]
岐阜県下呂市は、2023年からxID(クロスアイディ)株式会社が提供するデジタル郵便サービスである「SmartPOST」を導入している。
「SmartPOST」はマイナンバーカードを利用したデジタル郵便サービスで、郵送費用削減に大きく貢献している。
導入背景
自治体から住民に対する通知業務は業務量が多く、職員に大きな負担がかかる。
また、2024年10月からは郵便料金が値上がりすることから、デジタル化が必要とされている分野でもある。
「SmartPOST」は通知業務におけるデジタル化の手段として、2022年以降全国の自治体でも導入されている。
下呂市では、住民の利便性向上や職員の業務負担軽減、郵送費用の削減などを目的に、2023年度に導入された。
また、下呂市では、出産や育児などに関する通知に対して、「SmartPOST」を使った「デジタル通知活用促進事業」が進められている。
導入後の動向
現在、デジタル郵便サービスの利用者は全体の32%。
小中学生の保護者に限定すれば68%、こども園の利用者に限定すれば90%が利用している。
住民からは、健康・医療・防災・税⾦などの分野の通知物のデジタル化が希望されており、今後はより広い範囲の通知物をデジタル化する方針で、「SmartPOST」の活用を進める予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)