警視庁、タブレット式認知機能検査システムを30の都府県に導入[ニュース]
警視庁は、日本テクトシステムズ株式会社が提供する認知機能検査システム「MENKYO」を30の都府県に導入した。
「MENKYO」の導入で、検査全体の約1/6がタブレット式検査でカバーできることになる。
概要
「MENKYO」は、高齢者の運転免許更新時にタブレットを用いて利用できる認知機能検査システムだ。
認知機能検査は毎年全国で約250万人が対象といわれており、今年度は「MENKYO」での認知機能検査は40万人程度を想定している。
「MENKYO」導入による検査員の作業負担の軽減効果として、検査結果の自動採点機能や採点補助機能を活用することで、結果報告書の作成が効率化される。
また、検査後速やかに結果を受検者にフィードバックできるため、受検者一人ひとりに要する時間も短縮される。
システム内容
「MENKYO」は、以下の機能を備える。
1.タブレット端末に問題を表示
2.ヘッドフォンから音声検査ガイドを自動で出力
3.タッチパネル上に専用ペンで自筆回答
これらの機能を活用することで、検査会場の環境に関わらず受検者に合わせた音量で検査ができる。
また、受検者が個々のペースで検査を進められるため、それぞれに適した状況で検査ができる。
(執筆:デジタル行政 編集部)