花巻市、岩手県で初めて「旅先納税®」を導入へ 地域経済の活性化めざし[ニュース]
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岩手県花巻市は、株式会社ギフティ（以下、ギフティ）が提供する「e街プラットフォーム®」を導入した。このプラットフォームによって、花巻市において「旅先納税®」が開始される。「旅先納税®」の導入は、岩手県内で初めての事例だ。
「旅先納税®」とは
ギフティが提供する「旅先納税®」は、ふるさと納税の一種。花巻市の場合、旅行者が旅行前・旅行先いずれかで寄付をすると、返礼品として電子クーポン「はなまき星めぐりコイン」を受け取れる。
「旅先納税®」の導入は、自治体にとって以下のメリットがある。
- 旅行者が返礼品の恩恵を感じやすいため、ふるさと納税の促進につながる
- 電子クーポンが使われることによって、現地の経済活性化が見込める
- 利用実績がデータ化され、加盟店への円滑な経済支援が実現する
また「旅先納税®」は、ふるさと納税の制度を利用したサービスのため、利用者は確定申告時に控除を申請できる。
はなまき星めぐりコインの概要
花巻市で「旅先納税®」をすると、はなまき星めぐりコインが受け取れる。花巻市の人・モノ・食べ物などの観光資源をめぐり、旅を楽しんでほしいという願いからこの名が付いた。
寄付額は9つから選択でき、還元率は寄付額に対し30％だ。クレジットカード払いののち、寄付額に応じた電子クーポンがすぐに反映される。
はなまき星めぐりコインは、市内の宿泊施設や飲食店・観光施設で利用可能。加盟店舗は2024年7月時点で32店舗だが、今後拡大が予想されている。
花巻市は「旅先納税®」の導入を通して、地域経済の活性化を図る。
（執筆：デジタル行政 編集部）