埼玉県さいたま市、小売店向けPOSレジ導入で窓口業務のDX化を推進[ニュース]

埼玉県さいたま市、小売店向けPOSレジ導入で窓口業務のDX化を推進[ニュース]

埼玉県さいたま市は、市が運営する窓口111ヶ所において、小売店向けPOSレジの「POS+retail」を導入した。
「POS+retail」はクラウド型モバイルPOSレジで、東京都中央区のポスタス株式会社が提供するもの。

背景

さいたま市ではこれまで、窓口で発生する集計作業は、作成したレジ集計表を申請書と突合せて、1件ずつ数えなくてはならなかった。
また、会計管理においては担当課に情報を毎日報告しなくてはならず、商品の追加や変更にも対応しにくいという課題がある。
これらの課題を解決するために、POS+retailが導入された。

導入の効果

POS+retailの導入後、POSデータを使うことで、集計作業が効率化。
管理画面からデータを閲覧できるようになったことで担当課への報告が不要になった。
また、データの利用で商品の追加や金額の変更などに対応しやすくなり、集計作業も簡素化されている。
そのほか、POS+retailの導入でキャッシュレス支払いを利用できる窓口が増え、地区によっては100%近くがキャッシュレス利用になった。
さいたま市は今後、市民の利便性向上に向けて、キャッシュレス決済の導入や手続きの拡充を進める考えだ。

(執筆:デジタル行政 編集部)