群馬県、自治体初となるDAOのガイドラインを公表[ニュース]

群馬県、自治体初となるDAOのガイドラインを公表[ニュース]

群馬県は株式会社ガイアックスに委託し、DAOの設立・運営に関する基本事項をまとめ、ガイドラインとして公表した。このガイドラインは、群馬県だけでなく日本全国でDAO活用の手引きとして利用可能だ。

DAOとは

DAOとは参加者が居住地によらず、どこからでも自由に活動できる分散型自立組織とも呼ばれる組織形態の一つである。近年、地方創生への貢献、関係人口の増加や地域課題の解決などが期待されている。

ガイドラインの主な内容

1. 法的側面や資金管理などの規制面のまとめ
2024年3月時点での最新情報をもとに、日本のDAO関連法や資金調達についてまとめている。また、具体的な事例をもとに、資金調達やガバナンス・意思決定方法について解説している。

2. DAO活用のコツやノウハウをガイドライン化
DAO組成後の課題として、自律的・継続的な活動の創出がある。活発が活動であるDAOにおいて、メンバーのモチベーション維持につながっていたと考えられるポイントをガイドラインに盛り込んだ。

3. DAO組成の実務に役立つ情報
メンバー募集や意思決定の仕組みなど、DAO運営や組織づくりの実務に役立つ情報を網羅した。また、DAO組成に使われるツールを例に、ツールの設定準備法や、必要な手順の解説をしている。

(執筆:デジタル行政 編集部)