春日井市、学習eポータル・校務支援システムのUUID統合を実施[ニュース]

春日井市、学習eポータル・校務支援システムのUUID統合を実施[ニュース]

愛知県春日井市は、市内の学校に導入している2つのシステムにおいて、UUIDの統合を実施した。校務支援システム・学習eポータル間のUUIDを統合したことで、アカウントの一元管理が可能になった。

これまでの課題

UUIDとはソフトウェアに関する識別子であり、本来「他のIDと重複しない」ことを目的に使用される。しかし春日井市では、市内の学校に導入している「校務支援システム」「学習eポータル」で異なるUUIDが使用されていたことで、以下の課題を抱えていた。

  • システム間でデータを連携できない
  • それぞれのシステムの年度更新に業務負担がかかる
  • 二重のアカウント管理も必要

これらの課題を解決するため、春日井市はそれぞれのシステムを開発・運営する2社とともにUUIDの統合を実施した。また今回の統合は、デジタル庁の「教育データ連携・利活用の効果的な実施に向けた業務の標準的なスケジュールに関する調査研究」の一環として実施されている。

春日井市が導入している学校支援システム

今回、UUIDの統合を実施したシステムは「EDUCOMマネージャーC4th」「Qubena(キュビナ)」の2つだ。どちらも、春日井市が市内の学校に導入している。
「EDUCOMマネージャーC4th」は、株式会社EDUCOMが提供する校務支援システムだ。春日井市はこのシステムを使い、児童・生徒の出欠や健康状態、クラスの状況などを管理している。
「Qubena(キュビナ)」は、株式会社COMPASSが提供する学習eポータル・AI型教材。児童・生徒一人ひとりの学習進度に合わせ、その人に適した問題を出題する。春日井市は導入実証ののち、2022年4月からQubenaを利用している。

(執筆:デジタル行政 編集部)