鳥取県、衛星データ活用サービス実証事業を継続[ニュース]
![鳥取県、衛星データ活用サービス実証事業を継続[ニュース]](https://www.digital-gyosei.com/wp-content/uploads/2024/05/main-9.png)
鳥取県は、令和5年度に実施した衛星データ活用サービスの実証事業を、令和6年度においても継続することを決定した。
本実証事業は、JAXAから認定を受けた宇宙ベンチャーである株式会社天地人が行う。
衛星データ活用によって導き出された栽培管理方法を用いて、鳥取砂丘における高品質なアスパラガスの栽培を目指すものである。
概要
鳥取県では宇宙産業の創出を目標としてさまざまな取り組みがなされており、衛星データの活用や宇宙産業による地域おこしなどに力を入れている。
株式会社天地人は、令和5年度に鳥取県における宇宙産業の関連事業に採択され、農業プロジェクト「月面アスパラガス」で培われた知見を活かして、アスパラガスの栽培管理方法の検討に取り組んできた。
令和6年度の実験では、これまでの知見をもとに鳥取砂丘にて栽培実証を行う。
実験詳細
令和6年度における本実証実験では、鳥取砂丘の一部を栽培実証圃場とする。
砂質土壌であるためこれまで作付けできる品目は限定されていたが、一連の取り組みによってアスパラガスの栽培がすすめられている。
本事業で行われる現地栽培実証は、2025年3月までの約1年間の予定。
4月22日には圃場の整備と苗の定植が完了した。
（執筆：デジタル行政 編集部）