茨城県警察、サイバーセキュリティ対策のため協定を締結 県内のサイバー事案に十分な対策を[ニュース]
茨城県警察は、株式会社Armoris(以下、Armoris)とサイバーセキュリティ対策に係る連携協定」を締結した。サイバー教育を手がけるArmorisと協働し、安全・安心な暮らしの実現を目指す。
協定の概要
サイバーセキュリティ人材の不足などを背景に、サイバー攻撃への対策が社会的な課題となっている。茨城県警察では、このような課題を解決してサイバー空間の安全を目的として本協定を締結した。
協定の内容は以下のとおりだ。
- サイバー事案に関する情報の共有
- サイバー事案への対策における効果的な連携体制の構築
- その他、サイバー事案への対処を達成するために必要な事項
茨城県警察は、Armorisが持つサイバーセキュリティの専門的な知識や経験を活かし、サイバー事案への十分な対策の実現を目指す。
茨城県警察とサイバー犯罪対策
今回締結された協定のほかにも、茨城県警察はサイバー犯罪に対する取り組みを実施している。生活安全部に設置されている「サイバー犯罪対策課」では、ショッピングサイトでの詐欺トラブルの相談を受け付けている。また、複数部署をまたいで活動する「サイバー戦略推進室」を新設し、サイバー犯罪に対処するための体制構築を推進している。
また、茨城県内の医療機関で身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」や、ホームページの改ざんなどの被害が確認されたことを背景に、茨城県警察では2024年2月より茨城県医師会とも協定を締結している。この協定では、医療機関に向けたセキュリティ対策支援が実施され、被害の未然防止を図っている。
(執筆:デジタル行政 編集部)