萩市、企業のサテライトオフィス開設に関する協定を調印 地元に根ざすIT人材を育成する拠点として[ニュース]
山口県萩市は、エイチ・シー・ネットワークス株式会社(以下、エイチ・シー・ネットワークス)とサテライトオフィス開設に関する協定を調印した。IT人材の採用と育成を課題とするエイチ・シー・ネットワークスに、萩市はサテライトオフィス開設の場を提供する。
今回調印された協定の概要
萩市は今回の協定で、ITインフラを手がけるエイチ・シー・ネットワークスのサテライトオフィス進出を迎え入れた。これによりエイチ・シー・ネットワークスは、地元に根ざすIT人材の採用や育成のためのサテライトオフィス「萩開発センタ」を開設する。
萩開発センタでは、以下のような事業が行われる予定だ。
- 自社製品であるAdapter製品の開発
- ソリューション連携協業
- 他社IT関連企業の誘致
萩市は萩開発センタの開設場所として、国の有形登録文化財にも指定されている「萩・明倫学舎」4号館の一室を貸し出す。
萩市のサテライトオフィスプロジェクト
萩市は、企業のサテライトオフィス開設を誘致する「萩市サテライトオフィスプロジェクト」を2015年から実施している。萩市は企業のサテライトオフィス進出に、以下のような効果を見込んでいる。
- 企業や人材の流入促進、雇用の場の創出
- 移住・定住者の増加、および空き家・空き施設の解消
- 企業同士のビジネスの拡大や協業による萩市の産業振興
またサテライトオフィス開設の「お試し」として、本社業務を行える環境も整備している。萩市は都市部の企業を誘致することで、過疎地域の再生や空き家問題の解決を狙う。
(執筆:デジタル行政 編集部)