大分県別府市、「子育て分野」チャットボットの実証運用を開始[ニュース]
大分県別府市は、神奈川県藤沢市のSDT株式会社と連携し、生成AIを活用したチャットボットについて実証運用を開始した。なお、本実証に使用する生成AIプラットフォームには、SDTの「Panorama AI」を利用している。
背景
2024年1月、別府市は大分大学医学部およびSDT株式会社と「生成AIを活用した事業の実証運用に関する連携協定」を締結した。この協定は、デジタル・トランスフォーメーション推進とデジタル社会実現への貢献を目標とするものだ。
別府市は本協定に基づき、生成AIを活用したチャットボットの実証運用を2024年3月8日より開始した。今回導入されたチャットボットは、別府市が従来よりLINE公式アカウント上で提供しているものとは異なり、自然言語による問合せが可能だ。別府市における子育てサービスに関する独自のデータベースから質問に対する回答に近いものを抽出し、AIによって回答が生成される。
利用方法
子育てチャットボットは、別府市のLINE公式アカウントから利用できる。メニューの「子育てチャットボット」をタップし、チャットボットのブラウザから質問を送信すると、生成AIによって導き出された回答が表示される仕組みだ。
(執筆:デジタル行政 編集部)