岩手県、優れたDXの取り組みを行った県内4団体を表彰 農業分野から児童発達支援まで多種多様な取り組み[ニュース]

岩手県、優れたDXの取り組みを行った県内4団体を表彰 農業分野から児童発達支援まで多種多様な取り組み[ニュース]

岩手県の「いわてデジタルトランスフォーメーション(DX)推進連携会議」は、主催した「いわてDX大賞」において、優れたDXの取り組みを行った県内の4団体を表彰した。

いわてDX大賞とは

岩手県は、県内の企業や各種団体から「DXに関する取り組み」を募集し、優良事例を表彰する「いわてDX大賞」を開催している。このコンペティションの開催には、県内でのデジタル化に関する取り組みを普及し、岩手県全体でDXを推進するという目的がある。

今回の「いわてDX大賞2023」では、業務効率化や働き方改革、レガシーからの脱却や企業や地域の風土改革につながるDXの取り組みが募集の対象とされ、8団体からの応募があった。

受賞した取り組み

大賞に輝いた事例は、株式会社西部開発農産(北上市)による「営農・生産管理システムの導入事例」だ。農地の管理方法を紙の図面からデータへと移行し、農家の経験を頼りとした生産からの脱却・労働時間の削減を図る取り組みが評価された。

優秀賞には、株式会社長島製作所(一関市)の「デジタル人材育成スキームの取り組み」が選ばれた。岩手県南地域で急増しているデジタル人材の需要への対応として行われた、人材育成に焦点を当てた取り組みだ。

企業連携賞には、プロフェクト株式会社(花巻市)の「中小製造業8社によって開発された生産管理システム」が選ばれた。この生産管理システムは、生産性を維持しつつ課題に対応するため、現場の声を活かしながら開発された。

官民協働・連携賞には、北上市の「北上市こども療育ネットワーク」が選ばれた。官民連携で児童発達支援に関するデータを共有し、北上市内の保護者をサポートする。

(執筆:デジタル行政 編集部)