大分県の森林組合、林業DXに向けた協定を締結[ニュース]
大分県佐伯市の佐伯広域森林組合は、民間事業者との間で林業DX化に向けた協定を締結した。協定を結んだ事業者は、住信SBIネット銀行株式会社(以下、住信SBIネット銀行)、株式会社テミクス・グリーン(以下、THEMIX Green)、株式会社マプリィ(以下、マプリィ)の3社だ。
協定を締結した背景
佐伯広域森林組合が導入している森林整備事業の管理システムは、導入から27年が経っているため、現在の管理方法に対応しきれないことが課題となっている。この課題について取引先であった住信SBIネット銀行に相談したところ、新しいシステムの開発に関する提案があり、本協定を締結するに至った。
本協定には、住信SBIネット銀行のほか、林業・林政DX事業の推進やカーボンクレジット事業を行うTHEMIX Greenや、GIS アプリケーションを開発するマプリィも参加する。
協定の内容
本協定では、佐伯広域森林組合の林業DX実現に向けての協力を行う。具体的な取り組みは以下のとおりだ。
- 林業に関係する各種申請手続きのDX化
- カーボンクレジットを発行するプラットフォームのDX化
佐伯広域森林組合はこれらの取り組みを通じて、人手不足の解消や持続可能な森林経営の実現を図る。
(執筆:デジタル行政 編集部)