鹿児島県鹿屋市、マイナンバーカードを活用したスマホアプリへの住民向けデジタル通知を実現[ニュース]
2024年2月中旬、鹿児島県鹿屋市にて郵送DXサービス「SmartPOST」による、住民通知デジタル化の取り組みが実施された。鹿屋市はこの取り組みによって、利便性向上や業務の効率化、郵送コスト削減を目指す。住民のスマートフォンに対して自治体が個別に通知を送る取り組みは、鹿児島県では初の事例だ。
背景
鹿屋市をはじめとした多くの自治体では、住民に対して多くの通知物を配布・郵送している。ただし、今後は郵便料金の値上げが予想されており、自治体における郵送費用の負担は増すことが見込まれる。
xID株式会社が提供する「SmartPOST」は、自治体から住民に対する通知をデジタル化できる郵送DXサービスだ。マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用しているため、対象となる住民へ確実にメッセージを送ることができる。鹿屋市では「SmartPOST」導入によって、業務効率化や郵送コストの削減が期待されている。
取り組み概要
今回の取り組みでは、「妊婦歯科健康診査のお知らせ」「出産・子育て応援事業アンケート」「乳幼児健康診査の案内」がデジタル化の対象となる。デジタル通知は住民のスマートフォンにインストールされたアプリに対して配信される。
鹿屋市では今後、デジタル化する通知物の幅をさらに広げる予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)