愛知県豊橋市、次世代ワイヤレス給電を活用した実証実験を開始[ニュース]
愛知県豊橋市は、電界結合式システムによって給電される電動キックスケーターの公道での実証試験を行う。また、実証実験開始に合わせて、2024年1月13日には豊橋駅南口駅前広場でセレモニーが開催された。
実証実験の概要
電界結合ワイヤレス給電システムは、豊橋技術科学大学発のベンチャーによって開発された。今回の実証実験は、 技術の実用化を見据えて行われる。電界結合式給電システムによる電動キックスケーターを公道で用いる実証実験は世界初の試みだ。
実証実験は豊橋駅周辺で行われる。電動キックスケーターの貸出・給電スポットは、豊橋駅南口駅前広場・複合施設emCAMPUS・こども未来館ここにこ・豊橋市役所の4カ所に設置予定だ。中心市街地に貸出スポットを置くことによって移動をスムーズにして、回遊性を高める狙いがある。実証実験には、豊橋市未来産業創出事業補助金を活用している。
電動キックスケーターの利用方法
本実証実験は、令和6年1月13日から2月12日までの期間で行われる。対象年齢は16歳以上で、運転免許は必要ない。料金は保険料込みで30分ごとに200円となっている。
また、電動キックスケーターの利用にはスマートフォン用アプリ「LUUP」を使用する。「LUUP」をダウンロードして、電話番号・氏名・生年月日などを入力後、クレジットカード・年齢確認書類を登録することで交通ルールテストを受けられる。この交通ルールテストに合格することで、電動キックスケーターの利用が可能だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)