鳥取県倉吉市、公式メタバース「バーチャル倉吉」を2024年に公開予定[ニュース]
鳥取県倉吉市は、地方創生事業のひとつとして公式メタバースの開発を実施している。本格的な公開は2024年2月以降を予定しているが、プレオープン版はすでにVRChatで公開済みだ。来年の公開に向けて、フィードバックを織り交ぜながら開発を進めている。
バーチャル倉吉の概要
バーチャル倉吉は「ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト」の「バーチャル倉吉」における取り組みだ。メタバースやXRなどのプロジェクトに力を入れている外部企業と協力しながら開発を実施している。
バーチャル倉吉で見られる映像は、倉吉市の街並みや名産品をもとにした3Dモデルだ。現地の観光スポットである「白壁土蔵群」や「旧国鉄倉吉線 泰久寺駅跡」などを忠実に再現している。映像だけでなく、水流音も収録と加工をして公開している点が特徴といえる。
2023年11月5日には「鳥取県立美術館開館500日前イベント」を開催した。バーチャル倉吉を来場者に事前体験してもらうイベントで、建設中の鳥取県立美術館内と新宿のXRコミュニケーションハブで行われた。
ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト
「ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト」は地方創生として、倉吉市が小田急電鉄と協同しながら取り組んでいるプロジェクトだ。期間は2023年7月19日〜2024年3月31日までとなる。
バーチャル倉吉事業をはじめ、中核人材育成事業やデジタル教育事業、倉吉の魅力発見とデータ整備事業の4つを軸に、地域の課題解決を図る。
(執筆:デジタル行政 編集部)