北海道ニセコ町・俱知安町、タイミーと包括連携協定を締結[ニュース]
北海道のニセコ町と倶知安町は、潜在労働力の喚起と宿泊・観光産業の人手不足解消のために、株式会社タイミーと包括連携協定を締結した。
包括連携協定締結の背景と概要
北海道ニセコ町と倶知安町は、国内外問わず観光客が多く訪れるリゾート地だ。しかし、宿泊・観光産業においては、人手不足が問題となっている。
人手不足の状況下で、ニセコ町・倶知安町の宿泊・飲食業は株式会社タイミーのスキマバイトサービス「タイミー」を活用していた。タイミーに掲載されている2023年8月時点での求人の募集人数は、昨年と比べてニセコ町が約7倍、倶知安町が約5倍に増えている。
この度、両町で働き手を確保・共有して、庁内事業者の人手不足を解消するための取り組みとして、タイミーと包括連携協定の締結を行う。子育て世代・アクティブシニア層に対し「タイミー」の利用を促し、地域の潜在労働力の喚起と人手不足解消を目指す。
まず、冬季の宿泊・観光業を中心に取り組みを行う。その後、季節を問わずさまざまな業種で活用を進めていく予定だ。株式会社ニセコリゾート観光協会・一般社団法人倶知安観光協会と連携し、タイミーの活用を拡大させる。
スキマバイトサービス「タイミー」の概要
スキマバイトサービス「タイミー」は、働き手と事業者の時間をマッチングするサービスだ。働き手は、条件を選ぶだけでマッチする事業者に応募ができる。面接不要ですぐに働け、勤務終了後すぐに報酬を受け取れる。また、事業者は時間と応募条件を設定するだけで、条件にあう働き手と自動でマッチング可能だ。
今回の取り組みにおいてはニセコ町と倶知安町の広報誌を使い、庁内の子育て世代・アクティブシニア層を中心に「タイミー」の認知を拡大する。
さらに、各町内・近隣市町村のワーカーへ向けて、宿泊・観光業・農業などの働き手をタイミー上で募集する予定だ。さらに町内の求人を掲載する事業者に対し「タイミー」を活用しやすいように説明会を行う。
(執筆:デジタル行政 編集部)