福島県大熊町、「ELCIELO for School」導入で、子どもたちが読書しやすい環境を提供[ニュース]

福島県大熊町、「ELCIELO for School」導入で、子どもたちが読書しやすい環境を提供[ニュース]

福島県大熊町は、子どもたちが読書しやすい環境構築に努めている。その一環として、2023年9月より学校向けのクラウド型図書館システム導入を開始した。該当システムが導入された場所は「学び舎 ゆめの森」だ。幅広い年齢の子どもたちが交流する施設で、読書活動の推進を図る。

「ELCIELO for School」とは

「ELCIELO for School」とは、読書の機会を増やすクラウド型の図書館システムだ。電子書籍やオーディオブックなどを一元管理でき、紙の書籍だけでなく多種多様な方法で読書を楽しめる。また、家や学校など好きな場所で自由に読書ができるだけでなく、「セルフ貸出機能」で本の貸出を簡易化している点も特徴だ。

セルフ貸出機能を利用することで、自身のタブレット端末でバーコードを読み取ると、すぐに本を借りられる。また、オーディオブックを活用することで、活字慣れしていない子どもでも読書を楽しめたり、英語学習に役立てたりできることが期待される。

「学び舎 ゆめの森」とは

「学び舎 ゆめの森」とは、2023年に大熊町に誕生した施設だ。認定こども園と義務教育学校、学童保育が一体となった当該施設は、0〜15歳までの子どもたちが伸び伸びと成長できる環境を提供する。児童だけでなく地域の大人も交じり、多種多様な人々と触れ合う機会を得られる点が特徴だ。

施設は2階建てで、11のエリアで自由に活動が可能だ。建物の中央には開放的な図書広場が設けられており、各エリアがその周囲に放射状に配置されている。これによって、子どもたちの活動が混じり合い、多様な学びに発展することが期待される。

(執筆:デジタル行政 編集部)