東京都大田区、自治体の情報システム強靭に関するDXを導入[ニュース]
東京都大田区は「大田区情報化推進計画」を掲げ、区民サービスの向上に努めている。「ずっと住み続けたい大田区」を目指し、生活の向上につながる行政サービスを提供する。今回は、情報システムの強靭性向上へ対応する導入を行った。
自治体情報システム強靭性向上モデル
大田区は、行政サービスを利用する区民が、ストレスなく使える情報システムの構築を実施する。以前より活用しているクラウド型メールサービス「CYBERMAIL Σ」にくわえて、総合型メールサーバシステム「CyberMail」と、メールアーカイブに特化したシステム「MailBase」も導入した。
CyberMailは、管理モードの強化やグローバル化、新技術への対応を強化する。MailBaseは、膨大な送受信メールとファイルなどの長期保存や、必要なメールの検索と抽出が可能だ。コンプライアンス対策にも対応している。稼働は9月中旬を予定。より快適な情報システム環境の提供を実施する。
大田区情報化推進化計画
大田区はデジタル技術を活用した行政サービスの計画を展開している。誰もがサービスを利用できる環境の構築と情報の公開をDXのもと推進し、地域課題の解決に貢献する。情報基盤の整備や強化で自治体のDXを推進する狙いだ。また、全庁的なマネジメント体制とデジタル人材の確保・育成、職員のICTリテラシー向上やスキル向上にも働きかける組織を編成する。
(執筆:デジタル行政 編集部)