福岡市、バックオフィスの業務効率化を推進[ニュース]

福岡市、バックオフィスの業務効率化を推進[ニュース]

福岡市は、中小企業の経理と会計業務効率化に取り組む姿勢を発表した。スムーズな業務と法改正への対応に向けたサポートを行う。

バックオフィス業務効率化推進事業とは

バックオフィス業務効率化推進事業とは、人手不足における業務の滞りをIoTツールを活用して改善する取り組みだ。企業規模に捉われず汎用性の高い経理事務をデジタル化し、国の補助金を活用しながら中小企業の業務効率化を推進する。また、電子帳簿保存法やインボイス制などに対応しやすい点もメリットだ。

外部企業と連携し導入方法の説明や相談窓口を設置して、IoTツールの導入ハードルを下げる。必要に応じて専門家の派遣も可能で、企業の状況に合わせた柔軟な対応をする。

福岡市のDX取り組み

福岡市は、これまでにも行政手続きのオンライン化やキャッシュレス化を推進し、市民の生活環境向上に努めている。今後の課題としては、デジタル化の更なる推進や福祉におけるデジタル技術の活用、データ連携基盤の構築などがある。DX推進をスムーズにする基盤を構築した上で、くらしやまち、仕事や行政などのDX化をより一層進める予定だ。

今回のバックオフィス効率化は、仕事におけるDX推進事業のひとつ。中小企業のサポートを伴奏しながら行い、必要に応じたサービスを提供する。福岡市は取引先の企業とやり取りする契約や手続きに関しても、オンライン化できる環境を構築する。

 (執筆:デジタル行政 編集部)