愛媛県、宿泊業における課題解決のため「HoteKan」の導入を実施[ニュース]
愛媛県は、観光業で欠かせない宿泊施設の老朽化や管理にDXの導入を決定した。同県で展開している「TRY ANGEL EHIME」と「HoteKan」の共同プロジェクトとして宿泊業の課題解決に取り組む。本プロジェクトでは、修繕や管理を簡易化するDX推進に貢献する。
修繕管理アプリ「HoteKan」
今回導入する「HoteKan」は、宿泊施設に特化したアプリケーションだ。清掃時に発見した設備不良の箇所をスマートフォンで撮影。アプリ内に状況を入力することでホテルスタッフや工務店が状況を把握できる仕組みとなる。アプリ内で見積書の送付や対応方法の議論、修繕後の報告が可能。アプリ上で見返すこともできる。
今回の導入で、施設管理と修繕をスムーズに実施し、温泉量の最適化も行う。集積した修繕データはBIMと連携し、老朽や痛みなどを3Dで可視化する予定だ。
TRY ANGEL EHIME
「地域事業者の稼ぐ力の向上」「愛媛県の発展」「デジタル企業の成長」の3つを柱とし、2022年に発足した「TRY ANGEL EHIME」。デジタル実装を推進し、人々のつながりをデジタルが支える社会の構築に励んでいる。
県民の利便性を高め住みやすいまちづくりを実現するため、デジタル企業の誘致や地域事業者が参画しやすい運用体制の構築など、幅広くデジタル実装に取り組んでいる。
(執筆:デジタル行政 編集部)